今回はホラー映画の死霊館エンフィールド事件の考察をしていきたいと思います!
最初にちょっとストーリー忘れちゃったっていう人のために、軽くネタを入れてあらすじを書きます。
目次
死霊館エンフィールド事件のネタあらすじ
家族全員を怖がらす目立ちたがり屋な幽霊さんの登場
ある日、次女ジャネットはいつも通り姉のマーガレットと寝ていると、なぜか別の部屋で目を覚ますという夢遊病のようになりました。
家族全員夢遊病だったらなんか楽しそうですね。
それからもジャネットの夢遊病は続いていました。
そして夜、マーガレットが寝ていると、ジャネットがうなり声をあげています。
マーガレットが見ると、ジャネットが誰かと話しています。
その話し相手の声はジャネットの口から発せられており、おっさんの声のようでした。
おっさんが言うには「ホジソン一家が住んでいる家はおっさんの家だからお前らは出ていけ」とのことです。
それをまだ幼い少女に言うのもおかしな話ですが、気にしてはいけないのでしょう。
そして、悪霊はホジソン一家全員に襲い掛かります。
全員に平等に襲い掛かる悪霊って珍しいですね。本こわではまずありえないです。
真夜中に家族全員が襲われ、怖くなったホジソン一家は全員で向かい家のノッティンガム家に助けを求めに行きます。
この時、ホジソン一家全員がほぼ同時にノッティンガム家の玄関に着き、ドアを一斉にたたき出したのがシュールで笑っちゃいました。
ふつう全員同時に着くことってないでしょ(笑)
ノッティンガム家の家族はホジソン一家の事情に納得し、その日泊まらせてくれました。
次の日、警察に通報し、現場にきてもらいます。
ネズミの仕業だと片づけられそうになった時、突然イスが動き出したことで、幽霊がいることを信じ、専門家に助けを求めることになりました。
ふつう悪霊ってほかの人にバレないように怖がらせるモノだと思うんですけど「死霊館エンフィールド事件」に出てくる悪霊はかなりの目立ちたがり屋ということが分かりますね。
おっさんの目立ちたがり屋とかかわいい。
激おこな主人公と自作自演がバレる少女
場面は変わって心霊研究家のウォーレン夫妻(夫:エド 妻:ロレイン)はテレビに出演し、ほかのタレントに詐欺師扱いされ、激おこぷんぷん丸。
また場面が変わってホジソン一家はマスコミに取材を受けています。
以前、ジャネットからおっさんの声が聞こえるということで、ジャネットは悪霊に取り憑かれていると判断し、ジャネットにいくつか質問をすると、段々ジャネットの雰囲気が変わっていき、ジャネットの声からおっさんの声に変わりました。
マスコミがおっさんは誰なのかを問いかけると、「ビル・ウィルキンス」と名乗りました。
これにより、ジャネットに取り憑いているおっさんの声の悪霊の名前が分かりました。
死因は「目の前が暗くなり、出血をしてリビングの隅のイスで死んだ」とのことです。
いわゆる孤独死ですね。
孤独死はかなり悲しい死に方だと思うので、死後に目立ちたがり屋の悪霊となってもおかしくはないかもしれません。
これらの事件は話題となり、ウォーレン夫妻の耳にも届き、ウォーレン夫妻が調査をすることになりました。
ウォーレン夫妻はジャネットを通じて悪霊のビルと会話をします。
しかし、ロレインは悪霊の気配が感じられないらしいです。
このことから、ジャネットの精神障害が疑われます。
次の日、ジャネットとその兄弟がリビングでクリスマスの準備をしていると、キッチンに悪霊がいると気付きました。
長男のジョニーは家族を守るため、一人キッチンへ向かいます。
ちなみにこの時までジョニーの活躍は一切なく、お前誰だよ状態です。
ですので、中盤にして初めて活躍の機会をもらったジョニーはちょっと調子に乗っちゃったのかもしれません。
顔がなんか凛々しかったです。
ジョニーが部屋に入ると、ジャネットが包丁を持ち、襲ってきます。
ちなみに襲う前のポーズは片膝を床につけて座っており、めっちゃくちゃかっこよかったです。
家族が助けようとしますが、キッチンの扉が悪霊により、閉められてしまったため、なんとか扉を開け、キッチンに入ります。キッチンは包丁や皿などがそこら中に散らばっていました。
てっきり悪霊の仕業かと思ったのですが、たまたまキッチンをビデオカメラで撮影しており、そこにはジャネットが自分で皿や包丁を投げる姿が映っていました。
これにより、すべてジャネットの自作自演ということになり、ウォーレン夫妻は帰ることになりました。
ちなみに自作自演がバレるということは精神的にかなり恥ずかしいことだと思います。
ジャネットは恐らく10歳前後。
この年齢で自作自演がバレるという経験をしたことで、これから起こるであろう恥ずかしい未来を乗り越えることができるでしょう。
ちなみに僕は自作自演がバレたことはないですが、大学のサークルの自己紹介で全員が笑いを取っている中、僕だけ1回も笑いを取れなかったという恥ずかしい過去があります。
そして、帰っている最中、ウォーレン夫妻は今までの出来事はすべて悪霊ではなく、悪魔の仕業だと気づきます。
悪霊のビルは悪魔に利用されてただけだったのです。
急に小物に成り下がるビル。怖いですね。
戻ったウォーレン夫妻は一人、家に取り残されたジャネットを助けるために、家の中に入ります。
そして、取り憑かれたジャネットが殺される寸前にウォーレン夫妻は助けることに成功し、死者が出ることなくハッピーエンド。
めでたしめでたし。
死霊館エンフィールド事件の考察
幽霊のビルは悪霊?
悪霊ではなく、むしろ良い幽霊なのかなと思います。
まず、前提としてビルは悪魔のヴァラクに操られていただけの存在です。
ビルが幽霊として、ホジソン一家の家にきた理由はビルの家族に会うためです。
しかし、家族はとっくにその家に住んでなく、その時にヴァラクに囚われてしまいました。
ヴァラクの目的は人間の魂を奪うことです。
魂を奪うためには、人間の精神を弱くする必要があります。
その作業をビルにやらせたのでしょう。
しかし、ビルはヴァラクに操られながらも、悪魔の正体を伝えるためにヒントをさりげなく残していました。
このヒントというのはビルがジャネットの体を使って話すことで、伝えていました。
結果、ウォーレン夫妻に気付いてもらうことが成功し、悪魔の正体を伝えることができました。
もしビルが悪霊だった場合、わざわざヒントを残すことはしないでしょう。
現にビルがヒントを残していなければ、ジャネットの精神障害ということで、片付けられ、魂を奪うことができました。
そのため、ビルは悪霊ではないと考えます。
悪魔のヴァラクはなぜビルのヒントに気付かなかった?
恐らくビルのヒントが分かりにくすぎたからだと考えます。
最初にビルのヒントの説明をします。
死霊館エンフィールド事件でビルの声は2回、録音されました。
1回目はマスコミの取材、2回目はウォーレン夫妻の取材です。
それらはそれぞれ別々のカセットに録音されています。
そのカセットを同時に再生することで、ビルが話したことが一つの文章になり、それによって、悪魔の存在を知ることができました。
ウォーレン夫妻がこのヒントに気付いた理由はたまたまです。
新幹線でエドが2つのカセットを落としてしまい、カセットからテープが出て交わってしまいました。
このことから、エドは2つのカセットを同時に再生することがヒントになると気付きました。
このヒント、ヴァラクからすると、かなり難しすぎると思います。
なぜならヴァラクは悪魔でビルは悪霊です。さらにヴァラクはゴエティアという魔術書に書かれている悪魔であり、30の軍団を率いる序列62番の地獄の大総裁(出典:wikipedia)です。
ただの悪霊であるビルとは階級が天と地です。
ヴァラクからすれば、自分より圧倒的に格下の存在を完全に操ることができないとは到底思わないでしょう。
また、仮にビルがヒントを出していることに勘付いても、そのヒントがどれなのかを知ることはできないでしょう。
なぜなら、ヴァラクはウォーレン夫妻のように2つのカセットを同時に再生する手段を持たないため、ヒントを知ること自体出来ないと考えます。
以上のことからビルはかなりやり手の幽霊だったからヴァラクはヒントに気付くことができなかったと考えます。
ビルは子どもっぽい?
100%子どもっぽいです!
ストーリーの中盤でジャネットがテレビでコメディ番組をみている時にチャンネルが切り替わり、ジャネットが興味のない番組が映されます。
ジャネットはすぐさま、リモコンでコメディ番組に戻します。
しかし、再び勝手にチャンネルが切り替わりました。
これらは全てビルの仕業でした。
さらに勝手にチャンネルを変えるだけならまだしも、リモコンを隠すという行動に出ました。
ビルは72歳のじいちゃんでジャネットは10歳前後の子どもです。
いい年したじいちゃんが子ども相手にチャンネルの取り合いをする。
これを子どもっぽくないと言うならなんと言うのでしょうか?
断言できます。
ビルは子どもです。
死霊館エンフィールド事件はビルがかわいいホラー映画
以上で死霊館エンフィールド事件の考察を終わります。
今回の考察は死霊館シリーズを見ることで、分かる考察もあるため、まだほかの死霊館シリーズを見たことがない人はほかの死霊館シリーズを見ることをオススメします!