今回は死霊館シリーズのスピンオフであるラ・ヨローナ~泣く女~のネタバレなしレビューをしていきたいと思います!
ラ・ヨローナ~泣く女~は
切ない物語が好きな人
ホラー映画初心者の人
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目次
ラ・ヨローナ~泣く女~のあらすじ
1970年代のロサンゼルス。
とある母親が主人公であるソーシャルワーカーのアンナに助けを求めます。
母親が言うには子どもたちが何者かに襲われるとのことです。
しかし、アンナはそれを信じず、厳重にロックされた部屋を開けてしまいます。
そこには母親の息子たちが監禁されていました。
子どもたちを助け出したアンナは家に帰ります。
そしてその日に助け出した子どもたちは川で溺死してしまいます。
これはラ・ヨローナの呪いでした。
そしてラ・ヨローナの呪いは次にアンナの子どもたちに襲い掛かります。
ラ・ヨローナ~泣く女~のオススメポイント
物語が切ない
ラ・ヨローナ~泣く女~の物語は3人の母親の子どもに対する愛情を試す映画だと思います。
具体的にどのように物語が切ないのかはネタバレになってしまうため、言えません。
しかし、ラ・ヨローナ~泣く女~に登場する3人の母親のそれぞれの子どもに対する愛情が衝突する映画となっており、根っからの悪い人が一切いないため、切ない物語となっています。
その切なさが映画を見終わったあとに考えさせられてかなり面白かったです。
登場人物が魅力的
ラ・ヨローナ~泣く女~でラ・ヨローナと戦う呪術師のラファエルというキャラがいます。
そのキャラがちょっと寒いギャグを言ったりするキャラでだらしないのですが、意外と頼りがいのあるキャラです。
そのギャップが本編にスパイスを与えており、良かったです。
敵が悪霊
基本的に死霊館シリーズでは悪魔が敵であり、ほかの海外のホラー映画ではサイコパスやサイコパスの幽霊が敵だったりします。
しかし、ラ・ヨローナ~泣く女~の敵は元は普通の母親の幽霊です。
悪魔だったりサイコパスが敵だとあまりに僕たちと感覚が違いすぎて感情移入ができません。
しかし、ラ・ヨローナ~泣く女~の敵は母親の幽霊のため、僕たち一般人とかなり感覚が近いです。
そのため、幽霊の気持ちも想像することができ、感情移入することができます。
そして感情移入できるからこそ物語が切なく感じます。
死霊館シリーズと関連性がある
ラ・ヨローナ~泣く女~では死霊館シリーズで登場するキャラクターが少しですが登場します。
そのため、死霊館シリーズを見たことある人にとっては「お!あのキャラだ!」と嬉しい気持ちになります。
ラ・ヨローナ~泣く女~の残念なポイント
ホラー映画として怖くない
ラ・ヨローナ~泣く女~は怖いシーンがありますが、ホラー映画としては怖くない部類に入ると思います。
ラ・ヨローナ~泣く女~が怖くない理由として、悪霊の姿がはっきりと見えてしまうからです。
それもかなり早い段階ではっきり見えてしまいます。
ホラー映画は得体の知れない恐怖の存在に襲われることで、恐怖度が増すと思います。
しかし、序盤からはっきり見えてしまっては全く怖さがありません。
また、見た目がかなり凝っています。
それが逆に怖さを減少させています。
思いっきり作り物感が出てしまって残念です。
作り物ではなく、リアルな悪霊の雰囲気を出してほしかったです。
脅かせ方が単調
基本的には現れて物理的に襲ってきたり引っ張ったりです。
たまに家具を動かして登場人物の動きを制限させたりしますが、そのくらい。
一応悪霊なんだからもうちょっと超常現象的な力を使って視聴者じゃ予想できない脅かし方をしてほしかったです。
悪霊の背景を説明するシーンが少ない
ラ・ヨローナ~泣く女~に登場する悪霊には悲しい背景があります。
しかし、悪霊の背景を説明するシーンがすぐ終わってしまい、あまり深掘りされていません。
そのため、ものすごく感情移入できるというわけではありません。
一応感情移入自体はできるのですが、悪霊の背景をもっと深掘りしてくれれば、さらに物語が面白くなったので残念でした。
ラ・ヨローナ~泣く女~は色々と惜しいホラー映画
物語や題材は良かったです。
しかし、全く怖くないというところと悪霊の背景の深掘りがされてなかったことが残念なホラー映画でした。
特に全く怖くないというところ。
僕はホラー映画では怖いかどうかを最優先で考えているので、怖くないのはやっぱり残念でした。
とはいえ、怖いのが苦手な人にはオススメできるホラー映画だなと思います。
ホラー初心者向けの映画ですね。