IT/イットTHE ENDそれが見えたら、終わり。を見てきたので、考察や感想を書いていこうと思います!
IT/イットTHE ENDそれが見えたら、終わり。はかなり面白かったですね。
序盤でスタンリーが死んだことが分かった辺りからほかのメインキャラも死んじゃうかもしれないという不安感でいっぱいでした!
下記では前作のIT/イットそれが見えたら、終わり。の考察記事を書いたので、よければ読んでみてください!
目次
IT/イットTHE ENDそれが見えたら、終わり。のキャストとスタッフ
ビル・デンブロウ役
ジェームズ・マカヴォイ(大人時代)
ジェイデン・マーテル(子ども時代)
ベバリー・マーシュ役
ジェシカ・チャステイン(大人時代)
ソフィア・リリス(子ども時代)
リッチー・トージア役
ビル・ヘイダー(大人時代)
フィン・ウォルフハード(子ども時代)
マイク・ハンロン役
イザイア・ムスタファ(大人時代)
チョーズン・ジェイコブズ(子ども時代)
ベン・ハンスコム役
ジェイ・ライアン(大人時代)
ジェレミー・レイ・テイラー(子ども時代)
エディ・カスプブラク役
ジェームズ・ランソン(大人時代)
ジャック・ディラン・グレイザー(子ども時代)
スタンリー・ユリス役
アンディ・ビーン(大人時代)
ワイアット・オレフ(子ども時代)
アンディ・ムスキエティ監督
スティーブン・キング(原作)
IT/イットTHE ENDそれが見えたら、終わり。の考察
序盤でペニーワイズが大人を殺した理由
前作であるIT/イットそれが見えたら、終わり。ではペニーワイズが大人を襲うシーンはなく、子どもしか襲っていなかったため、疑問に残った人も多いのではないでしょうか?
まず、前提としてペニーワイズは年齢関係なく、襲います。
ただペニーワイズは恐怖を食べる生き物です。
大人よりも子どもの方が恐怖に敏感でより効率よく恐怖を食べることができるため、子どもを襲うことが多いのだと思います。
今作のIT/イットTHE ENDそれが見えたら、終わり。で序盤に襲われた大人はペニーワイズに襲われる前にガラの悪い不良に襲われてしまいました。
そして、最終的に無理やり川に落とされました。
この時点で川に落とされた大人の心は不良に襲われ、死んでしまうかもしれないという恐怖で埋め尽くされてしまっています。
そのため、わざわざペニーワイズが恐怖を与える必要なく、ペニーワイズが求めている恐怖を食べることができるので、大人を襲ったんだと思います。
野球場でペニーワイズが少女を怖がらせずに殺した理由
ペニーワイズは恐怖を食べる生き物ですが、少女を殺すときに少女に恐怖を与えませんでした。
これはペニーワイズは本当は恐怖を食べたかったが、恐怖を食べることができる状況ではなかったんだと思います。
少女は近くにたくさんの大人がいるなかで殺されてしまいました。
もしペニーワイズが少女に恐怖を与えてしまうと、叫び声を大人に聞かれる可能性があり、ペニーワイズが大人に見つかってしまうかもしれません。
それを防ぐためにペニーワイズは少女に大きな恐怖を与えずに殺したんだと思います。
また、少女はビルの弟のジョージ―と違い、かなりしっかりした子です。
ペニーワイズは少女に対して最初は「友達」という単語を使い、甘い誘惑で少女を呼び込もうとしました。
しかし、少女はそれを警戒し、逃げようとしました。
恐らく両親に「知らない人からお菓子をもらってもついて行っちゃダメ」と言われていたタイプです。
ちなみに僕は「知らない人について行っちゃダメ」と言われた記憶がないので、僕はガンガンついて行こうと思います。
話しが脱線してしまいました。
このことからペニーワイズは少女に対するアプローチを変えます。
少女はほっぺにある大きなあざがコンプレックスです。
ペニーワイズはそれに目を付け、自分にも同じようなコンプレックスがあると言い、少女に仲間意識を持たして油断させました。
そして大きなあざを消すことができるという甘い誘惑に引っかかり、少女はペニーワイズの近くへと行ってしまいました。
このようにペニーワイズは少女に安心を与えなければ、殺すことができないと判断したため、恐怖を与えずに殺したんだと思います。
大人時代のビルが子ども時代のビルを殺したシーン
このシーンは大人時代のビルが過去と決別するシーンだと思います。
ビルの弟であるジョージ―はビルが病気になったせいで1人で外へと遊びに行きました。
そして、その結果ジョージ―はペニーワイズに殺されてしまいました。
しかし、このときビルは遊ぶことが面倒くさかったため、仮病を使ったのでした。
子ども時代のビルは自分が仮病を使ったせいでジョージ―が死んでしまったという罪悪感に囚われていました。
しかし、年月が経過しビルが大人になることで、自分のせいでジョージ―が死んだのではないという考えが生まれました。
そして、自分のせいで死んでしまったという罪悪感を完全に消し去るために大人時代のビルは子ども時代のビルを殺したんだと思います。
ペニーワイズが弱くなった理由
物語の後半でペニーワイズがビルたちルーザーズに様々な暴言を吐かれ、弱くなったシーンがあります。
このシーンでペニーワイズは口喧嘩に弱いということが分かりました。
ちなみに僕も口喧嘩弱いです。
負けたことはあっても勝ったこと一度もありません。
これは全員がペニーワイズは弱いと信じることができたため、ペニーワイズは弱くなりました。
前作ではベバリーがペニーワイズに捕まってしまいました。
しかし、このときのベバリーは恐怖に対して怖くないと信じることができたため、ペニーワイズに殺されずにすみました。
そして、ペニーワイズを倒そうとした先住民は方法は合っていましたが、全員がペニーワイズを倒せると信じることができずに倒すことができませんでした。
このようにペニーワイズに対して「信じる」ことが大切だと分かります。
ペニーワイズは孤独ですが、それに対して集団で立ち向かう絆が皮肉にもペニーワイズが苦手だったりするのかなと思いました。
ヘンリーがルーザーズを襲った理由
ヘンリーは前作では実は死んでおらず、今作のIT/イットTHE ENDそれが見えたら、終わり。では精神病院に入院していました。
しかし、ペニーワイズが操るゾンビにより、ナイフを入手して精神病院を脱出します。
そして、ヘンリーはナイフを使いルーザーズに襲い掛かります。
ヘンリーはルーザーズを恨んでいました。
ちなみにヘンリーがルーザーズを恨んでいる理由は自業自得です。
ヘンリーは子ども時代にルーザーズをいじめており、ルーザーズに反撃をされたことで恨むようになりました。
常人ではまず恨んだりしませんが、ヘンリーは元から頭がおかしいので恨みます。
そのため、ヘンリーがルーザーズを襲う理由はヘンリーにとっては充分あります。
そして、ペニーワイズはルーザーズに恐怖を与えたいため、ヘンリーを利用して効率よくルーザーズに恐怖を与えようとしたんだと思います。
ペニーワイズの正体
これは正直なところ分からないです。
IT/イットTHE ENDそれが見えたら、終わり。の原作である小説ではペニーワイズの正体は太古の時代に地球にやってきた未知の生命体とのことです。
しかし、今作にはペニーワイズが人間の姿をした状態で写真に写っており、彼の母親と名乗る人物が登場しました。
写真ができたのは19世紀です。
ということはペニーワイズは19世紀以降に写真に写りました。
また、ペニーワイズが化粧をしてピエロになる姿もありました。
なぜ太古の時代に地球にやってきた未知の生命体が人間の姿で写真に写る必要があるのか。
なぜ化粧をしてピエロの姿になるのか。
それは今作だけでは分かりませんでした。
もしかしたら原作の小説とは全く違うペニーワイズであり、過去の出来事で何かが起こったことでペニーワイズはあのような化け物になってしまったのかなと思います。
IT/イットTHE ENDそれが見えたら、終わり。の感想
今回、イットTHE ENDそれが見えたら、終わり。の考察を書いてみましたが、イットシリーズって考察楽しいですね。
考察することが多いように思えます。
さて、ではイットTHE ENDそれが見えたら、終わり。の感想を書いていこうと思います。
常にドキドキ感があった
今作、めっちゃくちゃ面白かったです。
前作と同じように怖さはあまりありませんでした。
しかし、物語が良かったです。
序盤でスタンリーが死んだことにより、ほかのキャラも死んでしまうかもしれないという不安感が湧き上がり、常にドキドキした気持ちで物語を見ることができました。
前作は最後までルーザーズが死ぬことはなかったため、前作はそこまでドキドキした気持ちで見れなかったです。
しかし、今作はいきなりスタンリーが死ぬというびっくりな展開のおかげで常にドキドキしました!
上映時間が3時間という長さですが、面白すぎて短く感じました。
前作と同じようにルーザーズが成長した
前作でもルーザーズは恐怖に立ち向かい、それぞれが恐怖を克服し、成長するシーンがありました。
そしてそれは今作も同様でした。
それぞれが少しずつ過去を思い出し、ペニーワイズという恐怖にルーザーズが立ち向かい、成長する姿が前作と重なり、同じように楽しむことができました。
ヘンリーが良いキャラ
ヘンリーもいい意味で狂っており、物語を面白くしてくれました。
前作からかなり狂っていましたが、前作とはまた違う狂い方でした。
前作は人を傷つけることを何とも思わない性格でした。
しかし、今作はそれに加え、子どもらしい性格へと変わっており、笑いながらナイフでルーザーズを襲うシーンがペニーワイズよりも怖さを出していました。
スタンリーも負けたわけじゃない
スタンリーが自殺した理由も恐怖に負けたのではなく、ほかのルーザーズとは別の形で恐怖に立ち向かったというのも感動的でした。
それが最後の最後で知ることができたので、スッキリしました。
ベンとベバリーが結ばれた
良かった!
ベンおめでとう!
前作でビルとベバリーがキスするシーンがいまいちしっくりこなかったんですよね!
ベンとのフラグが立ってたのになんでベンと最後キスしないんだよ!と
でもやっと27年越しにベンとベバリーが付き合うことができて良かったです。
ペニーワイズは恋のキュービッドです。
まとめ
今作はビルがそこまで主人公をしていなかったですね。
ルーザーズ全員が主人公みたいでした。
個人的に主人公以外が活躍する作品は大好物なので、こういった全員が活躍する点は嬉しかったです。
ブラックジョークがてんこ盛りなど良かった点がありすぎる映画でしたね。
大好きです。
ちなみに一番良かったシーンはババアが後方で気持ち悪い動きで行ったり来たりするシーンでした。