出典:仄暗い水の底から
今回は仄暗い水の底からというホラー映画のレビューを書いていきます!
仄暗い水の底からは1作のみですが、日本のホラー映画の中では知名度が高い作品な気がします。
仄暗い水の底からは
日本らしいじわじわくるホラー映画を見たい人
子どもの幽霊が好きな人
目次
仄暗い水の底からのあらすじ
松原淑美は夫と離婚し、娘の郁子の親権を争っている。
そして、淑美と郁子はとある汚いアパートへと引っ越すことになる。
しかし、数年前そのアパートに住んでいた美津子という女の子が行方不明になっていた。
アパートに住んでから淑美たちの身の回りに異変が起き始める・・・
仄暗い水の底からのキャスト
松原淑美役
黒木瞳
松原郁子役
菅野莉央
河合美津子役
小口美澪
浜田郁子役
水川あさみ
浜田邦夫役
小日向文世
中田秀夫(監督)
鈴木光司(原作)
仄暗い水の底からのオススメポイント
雰囲気がある
出典:仄暗い水の底から
仄暗い水の底からの舞台はアパートです。
舞台となるアパートはかなり古く、常に薄暗いです。
天井にはシミがあり、僕だったら住みたくないなぁと思うアパートです。
そのため、ホラー映画としての雰囲気作りは完璧でした。
アパートのエレベーターに乗るシーンでは、監視カメラの映像越しにエレベーター内を映すなどよくテレビで流れる心霊映像のような構図になったりと怖い雰囲気が常にありました。
後半怖い
出典:仄暗い水の底から
仄暗い水の底からはタイトルから予想できるように水を使ったホラー映画です。
後半は汚いアパートで天井から水がしたたり、床は浸水し、水が溢れ出すなど水を使ってとことん怖がらせてきます。
それに加えて子どもの声がどこからか聞こえてきたり子どもの幽霊が主人公の近くに現れるなど日本のホラー映画らしくじわじわと怖い展開のため、後半面白かったです。
仄暗い水の底からの残念ポイント
前半つまらない
出典:仄暗い水の底から
かなり後半にならないと怖くないです。
前半でも一瞬幽霊が写ったりアパートの怖い雰囲気などがありました。
ですが、それよりも主人公の周りが嫌いで怖いという感情があまりなかったです。
主人公は夫と離婚し、娘の親権を争っている状況です。
そして娘と一緒に舞台となるアパートへ引っ越します。
しかし、そのアパートは水漏れがかなりひどく管理人に伝えてもチェックもしてくれず、娘が通う幼稚園では子どもに対して先生が強く叱ったりなど主人公の周りがかなりウザいです。
そのため、主人公の周りのせいで前半全く怖くなかったです。
主人公が好きになれない
出典:仄暗い水の底から
こちらの理由も前半がつまらない理由の一つです。
仄暗い水の底からの主人公はかなり弱く、それが主人公を好きになれない理由です。
そしてその弱い部分が前半にかなり出てきます。
例えばさきほども書いたように主人公が住むアパートは水漏れがひどいです。
それを管理人に伝えてもチェックもしてくれないのなら怒って管理人を無理やり水漏れの場所まで連れてっていいと思います。
ですが主人公は「は、はあ」と申し訳なさそうに去るだけでそれが納得いかなかったです。
また、娘が幼稚園で吐いてしまったときはすぐさま幼稚園の先生が娘に何かをしたと決めつけ、文句を言ってきます。
その前に幼稚園の先生が子どもに強く叱っていたところを見ていたとしても証拠もなく、印象だけで決めつけて文句を言うのは完全にクレーマー。
過去に主人公には辛い出来事があったり、精神病院に通ったりと上記のような行動に出る理由付けをしていました。
しかしそれをセリフで軽く視聴者に伝える程度でどのくらい辛い過去だったのかを想像することができず、むしろその程度で精神病院に通うのかと思ってしまいました。
そのため、主人公を全く好きになれなかったです。
ラストに納得いかない
出典:仄暗い水の底から
主人公は最後に娘のためにとある選択をします。
しかし、その選択に納得がいきません。
主人公は娘のためを思って選択をしたんだと思います。
しかし、それならもっと娘のためになる選択をするべきだと思います。
僕が子どもの頃に母親にあんな選択をされてしまったら悲しくて仕方がありません。
そのため、ラストにガッカリしました。
仄暗い水の底からは怖いけど色々と残念なところが多かったホラー映画!
出典:仄暗い水の底から
正直に言います。
仄暗い水の底からはつまらないです!
はい、もっと面白いホラー映画かと思ったんですけどつまらなかったです(笑)
やっぱり主人公やその周りが好きになれなかったです!
ただ後半の怖さは良かったですね。
日本のホラー映画らしくじわじわ怖がらせてもらいました。
あと不動産屋さんらしき人がシャツインしててめっちゃダサかったんですけど2000年代初期ってシャツインが一般的だったりするのかなって思いました。